花side 小さい頃か嘘や曲がったことが大嫌いだった。 まあ、正義感が強かったというかなんというか。 そんな気の強い性格だった私に友達なんて呼べる子がいるはずもなく、いつも1人だった。 だから、 『話がある。中庭で待ってるから』 という手紙が靴箱に入ってるのを見つけたとき、ホントはものすごく嬉しかった。 もしかしたら、友達ができるかもしれないって。