「ちょっと外の空気を吸ってくる」 「え?・・・昼休みもうすぐ終わりますよ?」 「うん。だから行ってくるわ」 「はい?」 フラフラした足取りで、何度か机にぶつかりながら俺は教室を後にした。 「おかしい。なんだこれ・・・」 胸の動機が、止まらないんだ。 「・・・・・・・?」 俺が去っていった後に花が不思議そうに首をかしげていたのは、俺の知らない話。