flowerの秘密



「ま、とりあえず花でいいですよ。呼び方」



さも俺に興味もないような口調で淡々と呟く花。


そんな花になぜか悔しく感じてしまう。



「じゃあ、花で・・・よろしく」

「こちらはあなたとよろしくするつもりはありませんが」


0コンマ1秒の間を置かずに言ったセリフに、若干頬が引きつった気がした。



「つーかさ、真白花だって、」

「真白花?」

「あ、えーと・・・花だって俺のことあなたって呼ぶなよー」



俺は花なのに、花は名前で呼んでくれねえのか。



すると花は、


「・・・千景くん」


ぼそっと呟いた。