「・・・なんですか、その手は」 あれから何秒たったのか分からない。 もしかしたらほんの数秒だったかもしれない。 でも俺がぼーっとしていたのは確かで、真白花の声で我に返った。 視線の先には目を丸くして俺を見つめる真白花と、その真白花に向けて伸ばされてあるであろう俺の手。 ・・・・・手? 「え、これ俺何やってんの?」 「はあ?聞きたいのはこっちですよ」 またしても怪訝そうな顔に戻っている真白花。