そんなみんなの冷たい視線なんか気にもせず、野沢は誇らしげに俺だけを見ていた。 「・・・なに?」 「おっまえら、忘れたとは言わせねーぜ?」 「は?」 さすがに郁も気になったのか、ついに顔をあげて野沢を見ていた。 「前に吉田が原岡のことを好きだって言ってたのは覚えてるか?」 そんなん覚えてるわけねーだろ。 俺の記憶力なめんなよ、なんて思っていたら。 隣の郁から「あ」という声が聞こえた。 そんな郁を見て野沢は嬉しそうにしている。 なんなんだこいつらは。