時は来た。決戦の時が。
ついさっき俺は、真白花の靴箱に"話がある。中庭で待ってるから"という、いわゆるラブレターというやつを出してきた。
真白のことは好きでもなんでもないけど、自分から手紙を渡すのはさぞかし緊張した。
まあ、手紙だから本人はいないけど。
俺が告白を朝にしたのは、真白花の顔を見たことがなかったから。
告白する前に顔を見てしまい、幻滅するような顔立ちだったらきっと告白をやめてしまうと思ったからだ。
一応決めたことは最後まで貫き通したい主義だからな。
なんてカッコつけても、実際していることはすごくえげつない事だと思うんだど。