奏で桜

それは心中で最も探りたくて、
知りたくない罪深き〝何故〟…。




言葉にすることすら嫌で、怖かったのに
すらすらと、どうして、いま…?


彼女は私の肩から手を退けた。
私は彼女の顔を見ることができない。

彼女の表情を知りたくなかった。


本心をさらけ出したからだろうか…


無価値な虚しさと空しさがそこにはあった。


ヒイロも察したのだろうか。
一時、口を噤んでいた。




暫くして、口を開いたが、
彼女は妙なことを話し始めた。