奏で桜

再び、病室の外ー。
あいつが倒れてから三日目の夜ー。





私は椅子に腰掛けながらぼーっと考え事を
していた。


考えることはもちろんあいつの事だ。

しかし、あいつに対する様々な〝何故〟が
円環を巡り、巡って連鎖するほど、
何度導き出しても、
答えは〝わからない〟ままだった。







あいつは何を考えているのだろう…。


どうして私に仕えてきたのだろう…。


どうして私を幽閉したのだろう…。


どうして私をぶったのだろう…。




…どうして…私を……。