「あけおめ~、沙々!」
「久しぶりー。正月どこ行った?」

「あけおめー。家でおせち食って寝てたわ。」


駅で七美と立夏とバッタリ会えた。


少しだけ心が軽くなる。



「七美、宿題写させて!なんかおごるし。」


「しょうがないなぁ」


「え、じゃあワタクシも…」


「アハハハっ」



あーこういうの久々!

なんか和むなぁ


こんな風に嫌なことは全部忘れて…
「おはよう、小学生。」



ビキッ



あ、今の一言で嫌なこと全部思い出した。

折角和んだ心も沸々と怒りの湯を沸かす。


てかなんで普通に話しかけてくるわけ!?



「きぃーりぃーやぁーまぁー!」


「小学生はランドセルだろ。」


「黙れ、コノヤロー!」



私は持ってた手提げでおもいっきり桐山の背中をぶった。