「おはよう、桐山」 「…………おはよう。」 翌朝、御岡くんのおかげで気持ちが軽くなった私は桐山に久々にあいさつをした。 美羽も、あいさつまでしちゃダメ、なんて言ってないしね! 桐山に勝手な奴って思われたっていいんだ。 その日を境に私と桐山はクラスメイトとしての会話は交わすようになっていった。 昨日のテレビのこととか、テストのこととか。 相変わらず『沙々』と呼ばれることはなかったけれど。 そんな日常を過ごすうちに、 あっという間にクリスマスイヴになっていた。