放課後になった。 桐山はやはり私を待っていた。 日直の仕事が終わり、二人きりになったとき、私は初めて口を開いた。 「桐山、話がある。」 「なになに、告白?」 「ふざけないで。大事な話だから。」 「ふーん……何。」 桐山はまっすぐに私の目を見た。 好きだよ。 桐山。 「もう私に話しかけないで。」 私は声が震えないよう、全身の筋肉を強ばらせて言葉を紡いだ。