結局はらした顔のまま教室に戻る訳にもいかず、私たちはそのまま6時間目の授業をサボった。 6時間目が終わり、教室にカバンを取りに行こうと立ち上がったとき 美羽がポツリと呟いた。 「桐山くんと今日別れるね。」 私はあまりにも突然なその言葉になんと言ったらいいのか分からなくて、 言葉を吐き出せないまま飲み込んだ。 『別れないで』 桐山に今まで散々言ってきたこんな言葉も もう言えなかった。 こんなに自分の醜さが浮かび上がっても、 桐山への想いは止められそうになかった。