鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「じゃあ、誰かにサポート頼んだら?」

やはりあっさりと、瀬田は断ろうとした。
俺じゃなくったって、いいじゃん、と。
全く、立花への愛情が溢れすぎだ。

「そうじゃなくて、瀬田君に……!」

中川も、必死で食らいついていた。
まぁ、文化祭という大きなイベントだ。
好きな人と少しでも過ごしたいって気持ちは、わからないでもない。
さっき、カップルコンテストの話し合いの時に、渋々といった感じで中川が手を挙げていた理由が、分かった。

「瀬田、宣伝係はあたし一人でいいよ。
中川さんについててあげなって」