鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「さっきも言ったろ?
こいつにそんな根性、ないよ。
クラスで手を上げて意見言えないくらいの小心者に、舞台に上がれっていってんの?」

無理無理、と、立花さんをみやりながら、手を左右に振って、瀬田君が笑う。
じゃあ、わたしが瀬田君と……。

手を挙げてみようか、わたしが出ますって。
あ、でもカップルコンテストに自分から出たいって言うのも、何だかなぁ。

瀬田君のことが好きなのって突っ込まれるのも。
自分で可愛いと思ってるの? と突っ込まれるのも。
嫌な感じかな。