鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

ちらりと名指しされた立花さんを見ると、明らかに嫌そうな顔をしていた。
そう言えば、あんまりクラスでも手を上げて意見を言ったり、しないもんね。
目立つこと嫌いだよな、って、以前瀬田君が言ってたような気がする。

「え、無理、ダメ!
こいつにそんな根性ないからな?
どんくさいし恥ずかしがりだしその上鈍感だし、あと世間知らずで目立つの嫌いなんだからな?」

瀬田君が、立花さんを守るように、代わりに意見を言った。
瀬田君、滅茶苦茶、立花さんを知り尽くしてるね。

わたしも瀬田君に、あんなに知り尽くされて、守られたいよ。