鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「……?」

優しく撫でられた頭を、不思議そうに触っている立花ちゃん。
その彼女の目の前で、瀬田は、優しく嬉しそうな笑顔を浮かべている。

おい瀬田ちょっと、その笑顔でクラスの女子が顔赤らめてるんですけど。
お前、イケメンの自覚あるの? ないの?

それにしても立花ちゃん、すげえや、鈍すぎてすげえ。
こんだけされても気づかないんだもんな。
目の前のそいつがイケメンだとも、自分のこと好きだとも、気づかないんだろうな。

「バカ美空、今日は何か食べて帰ろうか?」

「珍しいね?
お腹すいたの?」

「別に、ただ、たまにはね」

おい、お前たち。
軽い感じで言ってるけど、それって放課後デートって言わないか?