鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「あ、ほら二人共!
そろそろ結果が出るんだって!
急いでもどるよ?
体育館に!」

「え? もう?」

友人らしい女子に声をかけられて、優斗と立花美空は、腰を下ろしていたベンチから立ち上がった。
長いドレスが絡まっているのか、それともヒールで歩きづらいのか、立花美空はもたついていた。

そんな彼女を、優斗は横抱きに抱えた。

「危なっかしいな、お前は」

と。
周囲から、歓声が上がった。