「全く、イチャイチャが止まらないな、畜生!」

高橋、畜生言うなら見なければいいのに。
って、俺も人のことは言えないか。

鈴木さんが、最初二人の様子に驚いた顔をして、その後ニヤニヤした。
そりゃあ、久しぶりに来てみればこの進展模様。
驚くよな、わかるわかる。

立花は、瀬田の物以外は間接キスで食べたり飲んだりしない。
一応その辺は常識内でわかってはいるらしい。

以前誰か、違うクラスの男子が、瀬田の真似をして自分がかじったものをあげようとしたことがあった。
「いえ、そう言うの、恥ずかしいし、結構です……」
と、あっさり断っていた。

きっと毎日毎日一緒にいて、二人の中でなら大丈夫! というルールの確立でもしたのだろう。
良くはわからないけど。