あなたの彼女になれるまで。

【放課後】
「恋音、話がある。来てくれ。」
手を引っ張っているのは玲央。
...じゃない。
幼馴染み斉藤 元気。

「お前さ、好きな人いるの?」

「...い、いないよ」

「じゃあさ、俺と付き合ってくんない?」

「え?」
私は告白は何回も受けてきたけど、これは返事を返していいのかわからず、悩んだ。

「ご、ごめん。好きな人いるんだ。」

「伊吹 玲央。」
え?!なんで知ってるの。

「ちがうよ。うん。ちがうから。」
そんな話を元気は無視した。

「お前ら、両思いじゃん。早く思い伝えてきな。」

「え、でも...」

「俺はいいから。いってきな。」



な、なんか急展開すぎじゃない?!
と、とりあえず行くしかないよね?!




い、行くしかないよね。うん。