あなたの彼女になれるまで。

華乃がそんな人だなんて。

5、6時間目はボーッとしていた。

「玲央、別れたの?」

「たらしだからね。」

「華乃がねぇ...」

「あぁ。」

玲央はテンション低めだった。

「玲央、話すきっかけとしてさ、今日カフェ行こ?」

「ん、あぁ。いいよ。」
やった。玲央の気持ち聞いてあげよっと。
やっと二人でゆっくり話せる。
玲央のそばにいてあげたい。
きっと華乃のことまだ好きなんだろうな。

私のことも見て欲しいけど。

玲央の好きな人は華乃だからね。

しょうがないよね。