やっぱり君が好き


【亜希菜side】

全てを話し終えると夏純の目がキラキラしてて…。

『すごいじゃん!亜希菜!!あの曽夜田一歩から告白されるなんて!』

「う、うん…。そうなんだけど…。」

『亜希菜前から「曽夜田くんかっこいい♡」って目がハートだったでしょ?せっかく向こうから告白してくれたんだし、亜希菜も好きなんだから付き合えばいいじゃん!』

そう…。私は曽夜田くんを初めて見た時から好きなんだ。いわゆる一目惚れってやつ。

「でも、私は遠くから見てるだけで十分だから!付き合うなんて私なんかじゃ釣り合わないし…。」

『まぁ、そうゆう亜希菜の気持ちもわかるけどさ。本気で好きなんだったら釣り合うとか釣り合わないとか関係ないんじゃない?亜希菜のことなんだからゆっくり考えればいいよ。返事は今度でいいって言われたんでしょ?』

「うん。」

『だったらよーく考えて自分はどうしたいのかちゃんと決めな!うちでよければいつでも相談乗るからさ!』

「ありがとう。夏純!自分とちゃんと向き合ってみるね!」

その日夏純と別れてから、私は家の近くにある丘まで行った。ここは私のお気に入りの場所。私が住んでる街が全部見渡せて静かで落ち着くんだ。いつも何かある度にここに来てたなー、なんて昔のことを思い出していると…

『…小森?』

誰かに後ろから呼ばれて…。嫌な予感がしながらもゆっくりと後ろを振り返る。と、そこに立っていたのは曽夜田くんだった。

(悪い予感があたっちゃった。今1番会いたくない人なのに…。)

それでも曽夜田くんはゆっくり近づいてくる。

『小森はよくここに来るの?』

「えっ?…う、うん。何か考え事とか悩みとか、嫌なことがあった時とかによく来るよ。」

『じゃあ俺と一緒だな。』

「え…。そうなの?」

『うん。俺も何かあった時はここに来て1人でいろいろ考えてるんだよなー。』

曽夜田くんも同じなんだ…なんて考えていると、曽夜田くんが私の横にそっと腰をおろした。

『俺ら何か似てるな。』

「わ、私なんかと、曽夜田くんは全然似てないよっ!かっこよくて人気ものの曽夜田くんと地味でかわいくもない私が似てるわけないじゃん!」

『小森、自分のこと可愛くないと思ってるの?』

「え…。うん。当たり前じゃん。」

何言ってるの曽夜田くん。私のことなんてかわいくないって思ってるでしょ?曽夜田くんだって。

『…かわいいよ。』

「…え?」

『小森は充分かわいいよ。だから好きになったんだから。』

「………」

どうゆうこと?理解が追いつかない…。

『ごめん。急に変なこといって。困らせるつもりはなかったんだ。だから今のは忘れて。でも好きっていう気持ちは本物だから。』

な、なんて返せばいいんだろう…。

『もう暗いし、俺そろそろ帰ろうかな。小森は?小森が嫌じゃなければ家まで送ってくけど。』

「そんな!迷惑になっちゃうからいいよ!1人で帰れるし!」

『男としては送りたいんだけど…。ダメ?』

そんなふうに言われたら断れないよ…。

「じゃぁ、お言葉に甘えて。お願いします…」

『おう。』

といって歩き出したものの…
(な、何話せばいいんだろー…。すっごい静かだよー(><)ってもう家についちゃったし…。何も話せなかったな。)

「曽夜田くん!私の家、ここなんだ。送ってくれてありがとう!じゃあまた明日学校でね?ばいばい!!」

って1人で勝手に話終わらせて家の中に入ってきちゃったよ…。曽夜田くん怒ってるかな?
明日学校で謝ろう。