電話を切って、あたしはベッドに横になり枕をぎゅっと抱きかかえる。 「ふふっ。デート~」 はぁ……なんて幸せなんだろう。 耳の奥がくすぐったい。 “好きだよ” 先輩の言葉を、頭の中で何度も繰り返す。 先輩とのキス。 今日は失敗しちゃったけど……。 あたしのファーストキスは、先輩に捧げると決めました。 だから神様……どうか。 今度のデートでは、キスする勇気をあたしにください―――。