恋する僕らのひみつ。


そのとき、テーブルの上に置いてあったあたしのケータイが鳴った。



ケータイを取ろうとしたら、湊が先にあたしのケータイを取る。



「ちょっと!返してよっ!」



「やだね」



ホントに、コイツは……!



「早くしないと電話切れちゃうでしょ!?」



あたしは湊の体をバシバシと叩きまくる。



「イテェって」



「早く返してっ」



ふざけて、なかなかケータイを返してくれない湊の体を両手で叩き続けていると、



湊はあたしの体ごと抱き締めた。



え……?



ちょっ……何……?



「やっと、おとなしくなったな」



耳元で聞こえた湊の声。



「そ、湊……?」



いまあたし……湊に抱き締められてるよね……?



「電話、アイツからだけど?」



「え……?」



二階堂先輩……!



あたしは湊の体を突き放して、湊からケータイを奪い取った。



「ホントにもうっ」



人のことからかって、そんなに楽しい?



ケータイの画面には、二階堂先輩の名前。



あたしはケータイを持って、慌てて自分の部屋に行く。