くぼっちによる反省会のあと、
なぜか屋上の柵の前で、快とくぼっちが肩を組み、ノリノリで校歌を歌いはじめた。
すぐに琥都と奈乃も巻き込まれて、4人で遠くを見つめながら校歌を歌っている。
「ラララ~ラララ~」
途中から歌詞がわからなくなったのか、4人がラララ~と歌いだしたことに、あたしはつい笑ってしまう。
そんな4人を見つめながら、あたしは屋上の隅で、脚を伸ばして座っていた。
湊は、あたしの膝の上に頭を乗せて寝転がっている。
涼しい夜風で揺れる湊の髪に、指でそっと触れた。
目を閉じたままの湊を見て、あたしは微笑む。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
