恋する僕らのひみつ。




文化祭のあと、



星が瞬く夜空の下、あたしたち5人は学校の屋上にいた。



快がこっそり学校に持ってきていた花火を、みんなでやりはじめる。



「あー!湊ちゃんの持ってる絵型の花火、俺がやるやつだから~それ1コしか入ってないから~」



「うっせぇな。決まってんのかよ?名前でも書いとけよ」



いじわるな湊は、快が駄々をこねても無視をして、絵型の花火に火をつけた。



「快はこれでいいじゃんか」



そう言って琥都は笑いながら、快に線香花火を渡す。



「せめてさぁ、ススキ花火ちょーだいよ。線香花火は最後でしょーよ」



奈乃とあたしは両手にススキ花火を持って、くるくるとまわす。



季節はずれの花火でも、なんだかすごく楽しくて。



みんなでふざけて、大声で笑って。



こんな時間がいつまでも続けばいいと、願わずにはいられなかった。