恋する僕らのひみつ。




結婚のことは、みんなにはまだヒミツにしていた。



もちろん結婚式には、みんなのことを呼ぶつもりでいる。



なにより、お母さんがあきらめていたこと……。



ウェディングドレスを着たあたしの花嫁姿を、お母さんに見せることができてうれしい。



ひとつ、そしてまたひとつ夢を叶えることができるのも、



湊のおかげだよ。



湊を好きになって、あたし……本当に幸せだよ。



「……っ」



ふたつの唇がゆっくりと離れて、あたしたちは見つめ合う。



体育館にいる生徒たちは大騒ぎ。



音楽までかかりはじめて、司会の快が歌いだした。



「湊……あたし明日から学校来るの恥ずかしい」



「俺も」



湊はあたしのおでこに軽くキスをしたあと、



あたしの手をぎゅっとにぎりしめた――。






もしも、この世界に

赤い糸があるなら。



あたしは湊と繋がっていたんだね。



だから離れない。



何があっても。



これからも、ずっとずっと愛してる――。