「まぁね、とにかく見事、校内1カップルに選ばれた3年3組の朝霧湊と一色結雨に、みなさん拍手をお願いしまーすっ」
大きな拍手と、指笛で大盛り上がりの生徒たち。
こんな恥ずかしい思い、二度としたくなかったのに。
またしばらく立ち直れなさそうな気がする。
「ではここで、湊と結雨からお互いに向けて、愛の言葉を叫んでもらいましょうかね」
\ イエーーーーイッ /
「ちょっと待ってよ」
「ふざけんな」
ノリノリな快を見て、湊とあたしはあきれてため息をつく。
「どっちから叫ぶ?湊ちゃんからいこーか。やっぱ男からね、ビシッと決めちゃって」
快は、マイクを湊の口元に近づけた。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
