恋する僕らのひみつ。




琥都と奈乃によって、あたしたちは無理やり壇上の上に連れてこられた。



「あとで覚えてろよ?」



湊は、縛られていた手が自由になると、琥都の肩をグーで殴った。



「はいはい、あとでな」



琥都と奈乃は、ニヤニヤしながら壇上からおりていってしまう。



「あ、ちょっと、ふたりともっ」



壇上の真ん中に立たされた湊とあたしは、顔を見合わせる。



「おまえ今年はないって言ったじゃねーか」



「あたしだって、ヒミツにされてたんだから仕方ないでしょ?」



司会の快は満面の笑みで、あたしたちのほうに歩いてきた。



「ねぇ、快のその格好なに?完全にヤバいひとじゃん」



頭にネコ耳つけて、黒いマントつけて、胸はだけてるし……。



「ヤバいひと言うなっ!一応ドラキュラ!もうすぐハロウィンってことで」



「ドラキュラ?その耳なんだよ?」



「この耳は、くぼっちが勝手につけたんだよ」



ああ、くぼっちね……やりそうだわ。