あたしは奈乃に手を引っ張られて、校舎の廊下を歩いていく。 両手をうしろで縛られた湊は、琥都に無理やり歩かされていた。 「おまえらなんなんだよ?ふざけんな」 「いいから、おとなしく歩けよ、湊」 一度あることは、二度ある。 二度あることは、三度ある。 あたしたちは、完全に油断していたんだ――。 嫌な予感は的中した。 つれていかれた場所は体育館。 悪夢がよみがえる。