「何……?」
「今朝の続きしよーぜ?」
「ちょっ……ここ学校だからっ」
「いまさら何言ってんだよ」
「ダメだってば……」
そのとき、人の気配を感じて階段の上を見ると、
琥都と奈乃がニヤニヤしながらあたしたちを見ていた。
「ふ、ふたりとも……!いつからいたの?」
恥ずかしいとこ見られちゃった……。
琥都と奈乃は、階段を下りてあたしたちのほうにやってくる。
「ごめんな、ラブラブなところ邪魔しちゃって。さっ、湊行くぞ」
そう言って琥都は、湊の腕をつかんで立ちあがらせると、
いきなり湊の両手をうしろにして、紐で結びはじめた。
「なっ、なにすんだよ、琥都っ」
「おとなしくしろよ。はい、湊は確保」
確保って……何?
どういうこと?
「ごめんね、結雨ちゃん。ついてきて?」
「ねぇ、奈乃……これもしかして……」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
