恋する僕らのひみつ。




―――――――……



学校に行く前に、湊とあたしはお母さんのいる病室に寄った。



「おはよう、お母さん」



お母さんはあたしたちを見て、ニコッと微笑む。



「おはよう、結雨。湊くんも来てくれたのね」



「うん。おばさんに卵焼き作ってきた。結雨と俺の卵焼きどっちがうまいか、あとで食べ比べてみて」



「ふふっ、わかったわ。ありがとう」



「お母さん、フルーツもあるよ?」



「あら。うれしいわ」



穏やかに笑うお母さんを見て、少しホッとした。



病室に来る前はいつも、お母さんが苦しんでいたらどうしようって心配になるから。