恋する僕らのひみつ。




離れていたふたりを。



雨が、お父さんとお母さんの愛を結んでくれた。



「あたしの名前って、ちゃんと意味があったの」



いままで知らなかった。



「ふたりを結んでくれたのが雨だったから、あたしの名前は“結雨”になったって」



自分の名前を、特別に思ったことはなかった。



好きでも嫌いでもなかった。



でもいまは違う。



「その話聞いたら、雨が嫌いじゃなくなった」



あたしの名前には、お父さんとお母さんの愛がある。



だから、だからね……湊。



お母さんがあたしに言ったの。



お母さんがこの世界からいなくなったあとに雨が降ったら。



天国でお父さんとお母さんが、



一緒に手をつないでるって思ってほしいって。



そばにいられて、幸せなんだって。



そう思ってほしいって。