恋する僕らのひみつ。




「おばさんが退院したら、作りながら結雨に教えればいいのに」



「それでも……きっと全部は教えられないだろうから」



その言葉を聞いて、胸が張り裂けそうだった。



「おばさんの料理、俺ホント好き」



「湊くんたら……でもうれしいわ」



「母親のいない俺には、おばさんの料理が家庭の味だし……おばさんは、俺にとって母親同然だから」



「私もよ。一緒に暮らしてるときも、こんなカッコイイ息子がいたらいいのにって何度も思ったわ」



「おばさん……」



「なぁに?」



「生きて……1日でも長く」



「ええ、そうね」



「おばさんが退院したら、俺なんでも手伝うからさ」



「ありがとね、湊くん」



「いままで俺、散々面倒みてきてもらったじゃん。おばさんに少しずつ返していかないと」



……湊、ありがとう。



お母さんに優しくしてくれて、本当にありがとう。