委員会が終わったあと、奈乃たちと教室を出て、下駄箱に向かう。
「結雨ちゃん、これから病院?」
「うん。あ、このまえみんながお見舞いに来てくれて、お母さん喜んでたよ。みんなイイ子ね~って楽しそうに笑ってた」
快は、いつものように面白い話ばかりして、お母さんを笑わせてくれた。
琥都は、お母さんのために綺麗なお花を買ってきてくれた。
奈乃は、あたしと一緒にお母さんの着替えを整理してくれたり、お母さんの背中をさすってくれたりして、お母さんに優しい言葉をたくさんかけてくれた。
そんな奈乃を見て、“奈乃ちゃんはお母さんそっくりね”って、お母さんが微笑んでいた。
偶然にも、お母さんの入院している病院には、奈乃のお母さんが看護師として働いていた。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
