「もしかして目の下、クマひどい?ブサイク?」 あたしがわざとふざけると、湊は真剣な表情のままつぶやいた。 「……俺の前でムリすんな」 あたしの頬に触れる湊の手を、上からそっとつかむ。 「ムリなんかしてないよ」 「結雨……」 「委員会行かなきゃ。あとでね、湊」 ……あたしは、夜が怖くなった。 もし眠ってる間に、お母さんに何かあったらどうしようって。 眠ってしまうのが、怖かった――。