湊の瞳を見つめると、湊の顔が近づいてくる。 「……っ」 唇が重なった瞬間、あたしはそっと瞳を閉じた。 こんなに愛しくて、悲しいキスは……。 最初で最後かもしれない。 切なくて涙が止まらないのに。 胸が苦しくてどうしようもないのに。 大好きっていう気持ちがあふれてくる。 あと少しだけ。 たった1秒でもいいから。 キスで、時間を止めてしまいたい――。