あたしが高校を卒業して。 20歳になったら成人式があって。 大人になって、いつか結婚式を挙げて。 子供を産んで。 子供たちは、お母さんのことを“おばあちゃん”て呼ぶようになって。 あたしが思い描いていた未来の中に、 お母さんはあたりまえのように存在していた。 忘れちゃいけなかったのに。 どんな命も、いつか終わりがくること。 限られた時間の中で、呼吸をしていること。 あたりまえに続く日々の中で、忘れかけていた大事なもの。 一度きりのいまを、あたしたちは生きてる。