恋する僕らのひみつ。




「結雨……」



お母さんは、あたしの髪にそっと触れる。



「本当にきれいになったわね……」



「お母さんに似たんだよ」



「あんなに幼かったのに……もう高校3年生だものね……」



「あっという間だった……?」



「そうね……」



お母さんは、あたしの瞳を見つめる。



「結雨の大人になった姿も、花嫁姿も、そばで見てあげられなくてごめんね」



お母さんはあたしの頬をなでながら、声を震わせて言った。



「いつか結雨が子供を産んだとき、何も手伝ってあげられなくて、ごめんね」



「……お母さん、そんなこと言わないで……」



「結雨のそばに……ずっと一緒にいてあげられなくて、ごめんね……」



「お母さん……っ……ううっ……」



死んじゃ嫌だよ。



お願い……死なないで……。



「あたしのそばにいてよぉ……」



ずっと、ずっとそばにいてよ……。