恋する僕らのひみつ。




「湊くんをうちで預かってるときに、楽しそうなふたりを見て思ったの。この先も、結雨のそばにいてくれたらって」



そんなお母さんの気持ちを受け止めた湊のお父さんは、4人で家族になろうとしてくれた。



お母さんは、天国にいるお父さんを裏切ったわけじゃなかった。



すべて……あたしのためだった。



あたしに家族を残したかったんだ。



何も知らずにあたしは……。



「あたし……お母さんにひどいことした……」



反抗したり、無視だってした。



ひどい言葉を浴びせて、泣き叫んだこともあった。



どうして、あたしの気持ちをわかってくれないんだろうって。



あたしのこと、大切に想ってくれてないのかなって。



お母さんに甘えてたのかもしれない。



あたしは……あたしは……。



病気のお母さんに、なんてことをしちゃったんだろう。



「ごめんなさい……っく……お母さん、いままでごめんなさい……っ」