恋する僕らのひみつ。




お母さんはゆっくりと、ひとつひとつ言葉を選びながら。



そして、ときどき声をつまらせて、涙をこらえながら震える声で。



いままであたしに隠していたこと、



そのすべてを話してくれた。



再婚しようとした本当の理由や、病気のこと。



そして、お母さんに残された時間が、



わずかなことも……。



「結雨……ごめんね……」



「どぉして……」



お母さんが生きられるのは、あと半年……?



もっても1年て……たった1年しか生きられないなんて……。



そんなの……嘘だよね……?



来年の夏、お母さんはいないの?



お母さん、死んじゃうの?



こんなこと信じたくないのに。



涙が勝手に、こみあげてくる。



「ううっ……どぉしてお母さんなの……?」