恋する僕らのひみつ。




湊と一緒に家を出たあたしは、玄関のドアのカギを閉める。



カギ穴からカギを抜こうとした手を止めて、あたしはうつむいたままつぶやいた。



「さっきの質問、まだ答えてないよ?あたしに隠してることあるんでしょ?」



「……なんでそう思うんだよ」



「あたしたち、何年一緒にいると思ってるの?」



湊のほうを向くと、



湊の大きな手が、あたしの頬にそっと触れる。



「結雨」



「何……?」



真剣な瞳であたしを見つめたあと、



湊はあたしを抱きしめた。



「おまえに嘘つきたくねぇから。だから……何も聞くな」



どうして、そんなつらそうな声で言うの……?