あたしが自分の部屋のベッドに座っていると、 湊が部屋に入ってきた。 湊はあたしのそばに座り、あたしの肩をそっと抱き寄せる。 頭を傾けて、湊にもたれかかった。 「心配なのはわかるけど、とりあえず飯食え」 あたしは首を横に小さく振る。 「少しでいいから食えよ」 「お母さんが倒れたっていうのに……食べる気分じゃないよ」 「せっかく俺がおまえのために作ってやったのに、いらねぇだと?」 湊はあたしの頬をつまんで引っ張る。 「痛いよぉ」 「食うよな?」 「……わかったってば」