恋する僕らのひみつ。




「奈乃もね、快のがんばってる姿見て、勇気もらったよ」



奈乃は、空を見上げてつぶやいた。



「ずっと迷ってたけど……看護師、目指してみようと思う」



ママと同じ、看護師のお仕事。



ママを見ていて、ものすごく大変なお仕事だって知ってるけど、



もう迷わない。



あたしもがんばらなきゃ。



もっとがんばろうって、そう心から思えた。



「応援するよ。奈乃の夢」



「ん、ありがとっ」



すると、快はいきなり立ち上がり、グラウンドに向かって大きな声で叫ぶ。



「がんばれー!奈乃ーっ!」



叫んだあとに奈乃のほうを見て、快はニヒッと白い歯を見せて笑った。



「お返し」



「お返しって?」