恋する僕らのひみつ。




ベンチにいる選手たちも身を乗り出して、快に向かって大きな声をだしている。



中には、涙ぐんでいる様子の選手もいた。



今日まで、みんながんばってきたから。



一緒にがんばってきたから。



つらい練習も。



このときのために、必死に耐えてがんばってきたから。



「っしゃー!!」



バッターボックスに入った快は、大きな声で叫んだ。



がんばれ、快。



打って……!



みんな応援してるよ。



がんばれ、がんばれ……!



「快ー!行けーっ」

「がんばれー!!」

「打てー!!快ーっ!!」



湊くん、結雨ちゃん、琥都も、それぞれ快に向かって大きな声で叫ぶ。



目元が熱くなってきて、泣いてしまいそうだった。



がんばってる快の姿を、



この目に焼きつけておかなきゃ。



一瞬も逃さず、心に刻んで。



このまぶしい太陽のように輝く君を、この瞬間を。



忘れることのないように。



「快ーーーっ」



力の限り、快に向かって叫んだ。