「よーし、そこに並べ」
くぼっちが奈乃のカメラで、5人の写真を撮ってくれた。
「今度は先生も入りたいから、誰かに撮ってもらおう……って、うぉーい!おまえら撮る気ゼロかいっ」
みんなはわざとくぼっちをおいて、歩きだす。
子供のようにスネた様子のくぼっちを見て、快が笑いながらくぼっちの元に戻っていく。
「ウソウソ」
「おまえらホント……俺に冷たすぎるよ?」
「はいはい、愛してるって」
「快だけよね~。俺に優しい言葉をかけてくれんのは」
みんなの笑い声が、辺りに響きわたる。
「そうゆうことなのかいwithくぼっちだってこと、おまえら忘れんなよ?」
「うっぜぇ」
湊くんの頬を思いきりつねるくぼっち、湊くんも負けずにくぼっちの髪を引っ張っている。
「あのぉ……撮りますよぉ?」
通りがかった人にカメラを渡したまま、待たせていた。
今度はくぼっちも入った6人の写真。
またひとつ増えた……大切な宝物。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
