親父と話を終えると、俺は自分の部屋に戻った。 ケータイを見ると結雨からの着信があって、俺はすぐに電話をかける。 「結雨?あぁ……いまから行く」 電話を切った俺は、ケータイを布団の上に放り投げた。 音をたてないように部屋からベランダに出て、 ベランダの柵に上り、隣の結雨の部屋に向かう。 隣のベランダにおりると、結雨が部屋のドアを静かに開けた。 「遅くなって悪かったな」 「ううん」