「あのっ……朝霧くんのこと、1年のときからずっと好きでした」
やっぱり……あたしの思った通りだった。
その女の子は、湊に告白をした。
「よかったら、私と付き合ってください……」
「無理」
ねぇ、もっと言い方あるじゃん。
あの子だって、勇気出して告白しただろうに……。
「あの、理由……聞いてもいい?」
「理由?好きじゃねぇから付き合えないってだけ」
湊のやつ……。
いくらなんでも冷たすぎない?
女の子が可哀想になってきたよ。
「そっか……。そうだよね……」
「じゃ俺、部活だから」
「ま、待って!でも朝霧くんて、彼女いないんでしょ?」
「……いねぇけど」


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
