恋する僕らのひみつ。




俺たちが付き合っていることは、



いまもまだお互いの親にバレていない。



再婚の話が出たときから、さまざまなことを考えて、



俺たちはお互いの家には行かないようにしていた。



だけど、俺の知らない間にまた結雨がいなくなったら困る。



今夜はひとりにさせられない。



結雨を……ひとりにしたくない。



「カギ開けとけ。親が寝たら、ベランダから結雨の部屋に行くから」



「ベランダから?危なくない?」



「なんでもするよ……おまえのためなら」



すると、なぜか結雨は、うれしそうにフッと笑った。



さっきまで泣きそうだったくせに。



俺は結雨の頬を指でなぞったあと、立ち上がって結雨に手を差し出した。