恋する僕らのひみつ。




「もしもいつか、俺が過去のことで何か知っても、誰も責めるなって……最後に会ったとき四葉が言ったんだ」



「責めていいよ……そうでもしてくれなきゃ俺……」



「俺だってさ……何度も自分を責めたよ。2年前の花火大会の日、四葉と約束した時間、俺は家で寝てたんだから」



「野球部の練習で疲れてたんだろ?」



「四葉が琥都の家の前を通ったのは、俺が時間通りに待ち合わせ場所に行けなかったからじゃん。約束守ってたら、四葉は俺の家に向かうこともなかった」



「違うよ、快。俺が昔悪さばっかりしてたから……その罰だ」



それなのに、何の罪もない四葉を巻き込んでしまった。



「琥都は、変わろうとしただけじゃん。奈乃のためにも」



過去なんて、消せると思ってた。



自分が変われば……きっと。



だけど、過去は消えない。



消せないんだ。



「俺の過去のせいで、四葉や快のことまで傷つけるなんて……思いもしなかった……」