中学の頃、俺がガラの悪いやつらとつるんでいたことを知っている人物。
高校に入って、俺がまともになろうとしていることも、
俺が奈乃と付き合っていることも、知っている人物。
俺の家は、快の家に行く途中にある。
その日は花火大会だったから、快と一緒に行く約束をしていたんだろう。
だけど、俺の家の前を通りかかって。
あいつらに、俺の彼女かと聞かれて。
嘘をついて、俺の彼女のフリをした。
そうしたのも、
もしかしたら、奈乃にまで危険が及ぶと考えたのかもしれない。
あの頃よく、4人で遊んでいて、
彼女は、奈乃とも仲が良かったから……。
いままで何も知らずにいて、ごめん。
本当にごめん――四葉。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
